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第8回 司法書士豆知識Q&A・2〜司法書士


司法書士は不動産系のトップライセンスであり、社会で重要な役割を担う法務の専門家でもある。しかし、幅広い分野で活躍できる将来性豊かな資格でありながら、仕事内容や資格取得後のキャリア形成など、知られていないことはまだまだ多い。
ここでは、試験制度やスケジュール、合格基準、業務内容、資格取得後の進路や就職活動でのメリットなど、司法書士を目指す前に知っておきたい情報を詳しく紹介。「司法書士ってどんな仕事?」「司法書士の資格を取るとどんな仕事に就ける?」「大学に通いながらでも勉強できる?」……そんな疑問を解決しよう!

Q 勉強期間はどれくらい必要?

A 1年〜1年半かけて勉強するケースが一般的。司法書士試験は、その学習範囲の広さから合格率が例年3%弱という難関試験だが、ポイントをおさえて効率良く勉強すれば、1年〜1年半で合格に必要な力を身につけることは可能だ。

Q 大学に通いながらでも勉強できる?

A 可能。近年では、まとまった勉強時間を確保しやすい学生時代に資格取得を目指すケースが多く見られるようになり、合格者も増えている。ただし、大学の授業と資格試験の勉強を両立させながら効率的に勉強することが必要になるため、独学でのトライは困難。たとえ法学部生であっても、司法書士試験の出題分野には大学の授業では触れることのない実務的な内容も多く含まれているので、通信講座を利用したり、資格予備校とのダブルスクールで目指す方法が確実だ。

Q 司法書士ってどんな仕事をするの?

A 司法書士の代表的な業務は、不動産登記(不動産取引に関する申請・記録)、商業登記(企業の重要事項に関する申請・記録)などの「登記申請業務」と、裁判所・法務局への提出書類を作成する「書類作成業務」。その他、遺言書の作成や相続争いに関するアドバイス、相続登記業務などを行う「遺言・相続業務」、企業運営全般における法的な問題へのアドバイスを行う「企業法務」などがある。
 また、近年では法改正によって司法書士の活躍する分野が広がっている。2003年からは、認定を受けた司法書士に限り、簡易裁判所で訴訟代理人として弁護士同様に弁護活動を行う「裁判業務」が可能になった。高齢者や知的・精神障害者の後見人となり、悪徳商法からの保護や財産管理などを行う「成年後見業務」でも重要な役割を担っている。

Q 司法書士資格を取得すると、どんな職業や職種に就ける?

A 資格取得後の進路としては、司法書士事務所や法律事務所へ就職するケースが最も多いが、幅広い法律の専門知識を活かし、不動産会社や金融機関、一般企業の法務部門などに勤務することも可能。将来的には、実務経験を積み、人脈を確立した後に独立開業する道もある。

Q 司法書士資格は就活に有利?

A 司法書士は、不動産系資格における最難関・最高峰の資格でありながら、法律系資格としても司法試験に次ぐ難関資格として高く評価されている。そのため、実務的な法律知識を持った人材が求められる不動産会社や金融機関、一般企業の法務部門などに就職活動をする際には、司法書士資格はプラスに働くと言える。

Q 司法書士資格は転職や勤務先でのキャリアアップに役立つ?

A 司法書士事務所や法律事務所、不動産会社、金融機関、一般企業の法務部門などに転職する場合、あるいは、そのような事務所や企業に就職してキャリアアップを目指す場合には、司法書士の資格は役立つと言える。ただし、単に資格を持っているというだけでなく、実務経験をどれだけ積んで知識を深めているかが重要。複数の専門分野を身につけたり、法律系・不動産系の他資格とのダブルライセンスといったスキルアップが成されていれば、より有利になるだろう。