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第3回 筆記試験対策は夏休みからスタート


筆記試験対策は日々の積み重ねが大事!

筆記試験はエントリーシートなどの書類選考後に行われることが多く、次の面接選考に進むための重要なステップ。多数の応募者が集まる大手企業では、筆記試験でかなりの人数を絞り込むこともある。大学受験のように難易度は高くないが、制限時間内に多量の問題を解かなくてはならないため、例年この試験に苦戦する学生は多い。事前対策は必須だが、就職活動が本格的にスタートすると、なかなかまとまった勉強時間はとれないもの。土壇場になって焦ることのないように、筆記試験対策は夏休みからコツコツ始めておこう。
「筆記試験対策」も参考にしてほしい。

筆記試験対策は早めのスタートが肝心

 筆記試験は、適性検査、一般常識・時事問題、小論文・作文の3つに大別される。このうち、多くの企業で実施されている適性検査と一般常識・時事問題に関しては、夏休みから準備を始めておこう。業界や企業によって採用している試験の種類や出題傾向は異なるため、個別対策も必要だが、それは目指す業界や企業が明確になった秋以降に行えばいい。今できることから手を付けておくことが重要だ。

適性検査「SPI2」をマスターする

 適性検査とは、国語や算数などの「基礎能力」と、人物の基本的な「性格」のいずれか、あるいは両方を測定するテストのこと。代表的な適性検査と言えばSPI2だが、他にも職種に合わせたいろいろなテストがある(筆記試験対策/適性検査の種類と内容)。また、最近では適性検査のテスト形式が変化しており、企業で受検するペーパーテストから、自宅や指定会場でパソコン受検するWEBテストへとシフトする企業が増えている。
 適性検査は制限時間に対して問題数が多いため、速く正確に問題を解くことがポイント。まずは、導入している企業の最も多いSPI2をマスターすることから始めよう(SPI2以外の適性検査については、秋以降に志望企業が採用しているテストを調べて個別に対策すること)。同じSPI2でも、ペーパー版とWEB版では出題範囲や試験形式が異なるため、両方の対策が必要だ。対策法としては、市販のSPI2対策本(最新版)を購入し、出題傾向をチェックして、速く正確に解答できるまで繰り返し練習すること。最初は苦手分野の克服に重点を置き、その後は全体を通して時間を計りながら解答するようにしよう。
 また、大学主催の就職ゼミや就職情報サイトで実施している無料適性検査を利用して、問題量やスピード感、苦手分野の確認などを実際に体験してみるのも効果的だ。

一般常識・時事問題の頻出事項をおさえる

 一般常識・時事問題は記述式のペーパーテストが基本。一般常識テストでは、国語・英語・数学・理科・社会の5科目から中学生〜高校生レベルの問題が出題されることが多く、時事問題では、政治・経済・国際情勢・地理・歴史に関する知識が問われる。業界や企業ごとに出題傾向が異なり、出題範囲も広いため、頻出事項をミスなく解答することがポイント。夏休みから頻出問題対策に取り組んでおき、業界・企業別の対策は志望先が定まった時点で開始すればいい。
 一般常識対策としては、就職活動用の一般常識問題集を購入し、忘れてしまった分野や苦手分野を重点的に復習しよう。ただし、漢字の読み書きや単純な四則演算など、確実に得点を稼ぐことができる問題は完璧にマスターしておくこと。
 時事問題に関しては、最新ニュースだけでなく、過去1年間の時事の流れをつかんでおこう。時事用語の意味を理解し、正確に説明できるようにしておくことも重要だ。日頃から新聞やインターネット、テレビなどでニュースをチェックしつつ、市販の時事用語集や、月ごとの新聞記事をまとめた雑誌などを利用して、知識や情報を補っておこう。